これまでは自分が被災(ひさい)した場合に何ができるかを見てきましたが、これから自分は被災(ひさい)しなかったとしても、被災(ひさい)された方々のためにできることを考えましょう。
中学生にできることってあるのかな?
ちょっと考えてみてください。
すぐに思いつくのはやっぱり募金(ぼきん)かな。被災地(ひさいち)支援(しえん)じゃなくても、赤い羽根共同募金(ぼきん)やあしなが育英会で子どもが募金箱(ぼきんばこ)持って呼びかけているのを見たことがある。ボーイスカウトやガールスカウトの友だちもやったことあると言っていた。
確かに募金(ぼきん)が一番メジャーかもしれませんね。やったことある人いますか?
昔は行っていたサッカークラブで試合の前に、募金箱(ぼきんばこ)持って立ったことがある。
へえ。そうなんですね。
もちろん少額でも自分で募金(ぼきん)することもいいでしょうし、募金(ぼきん)を呼び掛(か)ける側に立つのもいい経験だと思いますよ。
私たちも街頭募金(ぼきん)に参加するけど、世の中いろんな人がいるということを実感します。無視していく人が多い中で、たまに募金(ぼきん)して、応援(おうえん)の言葉をもらうとホントに嬉(うれ)しいですよ。
なるほどねー。もし自分たちで街頭募金(ぼきん)をしようと思ったら、どうしたらいいのかな?
よくぞ聞いてくれました!流れはこんな感じです。
まず、誰か大人に相談しましょう。親や学校の先生、児童館の職員の人とかです。募金(ぼきん)する主体をどうするか一緒(いっしょ)に決めます。
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一緒(いっしょ)に募金(ぼきん)する有志を募(つの)ります。人数が多い方が効果的です。
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何のために、どこに寄付するのかを決めます。これは募金(ぼきん)してもらう際に、必ず伝えないといけないことです。それを書いたチラシを準備します。
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行う場所を管理しているところに許可を取ります。公道(道路)で行う場合は、警察(けいさつ)に道路使用許可を取ります。
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実際に募金(ぼきん)をします。
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集めた募金(ぼきん)を寄付先に送ります。
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そのことを大人の人と相談して、どこかのホームページやSNSに載せてもらいましょう。
最近は、ネット上で募金(ぼきん)を集めることもありますが、街頭での募金(ぼきん)も含めて日本ファンドレイジング協会というところが、注意点を紹介(しょうかい)していますので、見てみてください。
街頭募金(ぼきん)
ウェブ上での募金(ぼきん)
結構、大変そう。
自分たちで企画(きかく)するというよりは、一度参加してみたらいいかもしれませんね。
他にできることはあるのかな。
東日本大震災の時はSNSで、「#prayforjapan」というハッシュタグを用いた励(はげ)ましや祈(いの)りのメッセージや画像が数多く投稿(とうこう)されました。Pray for Japanは「日本のために祈る」ということです。自分たちもSNSを通してメッセージを発信するというのも手軽にできることなのかもしれませんね。
最近の流行りの資金提供の形に、クラウドファンディングというものがあります。街頭やお店の募金箱とは違い、インターネット上で募金をする方法です。
ひとくくりにクラウドファンディングといっても、様々な種類のサイトが存在します。その中でもある程度共通していることが以下のようなことです。
クラウドファンディングによる募金は被災地関係のものに限らず、発展途上国への支援、障害や難病を抱えた子への支援、会社を起こすための支援など、お金を募る側によって様々存在します。
有名なクラウドファンディングのサイトとして、CAMPFIRE、READY FOR(レディーフォー)、COUNT DOWN(カウントダウン)、MaKuaKe(マクアケ)などがあります。一度これらのサイトも覗いてみてください。