これまで、自然災害や防災について学んできたわけだけど、一番大切なことってなんだろうか?
う~ん。いろいろあるよなぁ…。
どこで、どういった災害の危険があるかでしょ!あと、家の耐震(たいしん)性!あと、家具の転倒(てんとう)に、火災に、備蓄(びちく)に、日ごろの備えに、台風に、火山に~~多すぎて困る~!
ボクはどうせ、すぐ忘れちゃ~う!
そう!つまり!せっかく学んだことや、過去の災害の教訓を忘れないってこと!そこが一番大切なんだ。
どきっ!
はい!
そのためにも、定期的に地域などで行われている防災訓練に参加することがおススメ!
防災訓練かぁ…。
前に行ったことあるけど、なんというか、居場所がないっていうか、面白くないっていうか…。
訓練だから、面白くないのは仕方がないけど、子どもにできることがあまりない感じだよね。
そんなことないよ!
以前は学校の校庭なんかで救出救助や火災消火の訓練を見学する、いわゆる会場型訓練というのが多かったから、子どもが参加しにくかったよね。でも今は、発災型訓練とかまちなか訓練といって市民参加型の防災訓練が増えてきているし、場所も公園や商店街といったたまたま通りがかっても参加できるという形も増えているんだ。
へ~。確かに、遊びに行った先でついでに防災訓練に参加できるのっていいね!
訓練の中身も、遊びの要素といったら誤解(ごかい)されそうだけど、楽しく・遊びながら、防災について考えてみよう!といったイベント性の高い防災訓練や、一見テーマパークかも!って思えるような体験型防災施設(しせつ)も増えているんだ。
これはたのしそ~。
確かに~、デートコースにもなりそうね~!
あんたそればっかり。
まぁ、とにかく。一人でも多くのお友だちに防災に興味を持ってもらうことが、安心安全な未来づくりの第一歩!ということで、防災訓練に行ってみよ~!
お~!
防災にいかに興味をもってもらえるかという工夫をしている団体でNPO法人プラス・アーツというところがあります。
例えば、「イザ・カエルキャラバン」というプログラムがありますが、これは地域の防災訓練とおもちゃの交換会を組み合わせたものです。詳しくはウェブサイトをご覧ください。
イザ・カエルキャラバンHP
この他にも、プラス・アーツでは、「レッドベアサバイバルキャンプ」という1泊2日のキャンプで避難生活体験プログラムも実施しています。
レッドベアサバイバルキャンプ
その中で、ロープワークや空き缶炊飯などができるようになると、こんな素敵な缶バッチがもらえます。子どもたちの「やる気」を引き出すいろんな工夫がされていますね。
また、楽しみながら防災について体験できる施設が全国にありますので、ぜひ行ってみてください。
■そなエリア東京(東京臨海広域防災公園)
地震発生後72時間の生存力をつける、体験学習ツアーに参加できます。
カフェでは、月替わりで非常食のセットを食べることができます。
1995年の阪神淡路大震災の記憶を残すためのギャラリー
他にも防災体験施設は全国にあります。詳細はウェブサイトをご覧ください。
市民防災ラボHP